「これは俺の車の音じゃない・・・ いるのか?そこに!」
箱根を超えていくのはみなさんご存じ、国道1号。ちょうどいいカーブが連続し、走るのには楽しい道だ。
ふと、後ろから轟音が聞こえてくる。振り返って見ると、”アレ”が追い上げていた。
頭にでっかいライト、前には"108"のエンブレムが輝いている。そう、”アレ”とはモハ1形だ。
老兵が、60年間培った掟破りの地元走りで箱根の峠を攻めてきた!
冒頭から早速某漫画のパロディをしてしまいましたw
同行していた方とこれを思いつき、そのシーンを想像すると笑いが出てしまいました()
ちなみに、管理人は漫画もゲームもやったことがありません。確か箱根新道が登場していましたね(にわか)
5月も下旬に入った頃、まだまだ新緑を撮り足らないと思い、手軽に行ける箱根登山鉄道を撮影することに。
車で箱根へと向かいます。新緑がわりともう終わっているのではないかと少し心配でしたが、その予想はいい意味で裏切られました。
新緑の木々が出迎えてくれました。まずは、出山の鉄橋へ行くことに。
紅葉シーズンにも来ましたが、新緑シーズンも美しいですね。
観光客への配慮なのか、ここはものすごくスピードをゆっくりにして走行してました、おかげさまでSSが稼げました。
続いて、反対を向いて出山信号場で停車するシーンを撮影。
アレグラ君・・・ 君の出番は春だけでいいんだよ?(アレグラ違い)
かぶってしまいました。しかし、アレグラの赤も新緑の山々に合いますね。いいワンポイントになっている気がします。
次は、去年の秋に見つけた撮影地へ。この日はモハ1形が1本しか動いておらず、非常に効率が悪かったです・・・
暫し待っていると、遠くからでも吊りかけの大きなモーター音が聞こえてきました。
はい最高。変な体勢で撮った価値がありました。
箱根湯本にいったので、それの折り返しも近くの鉄橋が見えるところで撮影。
いいんじゃないでしょうか。108は前照灯が白熱灯時代のライトケースをそのまま使ってるのを初めて知りました。なんか格好いい。
上大平台で止まる時間が長いので追っかけを決行、しかしピントを外すという痛恨のミス。強羅から帰ってくる便をそのまま待ちます。
ちょうどこのあたりの青モミジが一番きれいでした。このあとは宮ノ下駅へと降りていきます。
駅への入り口が分かりづらいうえに車だと狭い。箱根は電車で行ったほうが機動性には優れますね・・・
駅の横から1本撮影。
写真を見るとすごい急曲線。直前までえげつない勾配を登りそこからここまでの急カーブ、まるで走り屋のコースみたいです(?)
後ろでは、たくさんの保線員が列車の合間にずっと作業をしていました。とても絵になりそうだったので次の列車ではその人たちを絡めさせていただきました。
いったん小涌谷に戻り、そこでも1本撮影。
現場に着くと、パトカーが息をひそめて待っていました。なんだろな、と思ったら踏切の一時停止違反を見てました・・・
モハ1形来るかな、と思っていたら運用を見間違えやってきたのはアレグラ。
なんか、こいつは側面は好きなんですが前はあまり好きではないんですよね
乗る分にはとても素敵な車両なので乗るときはいっぱいご利用したいところです。
最後は大平台へ。最初にスイッチバック駅の上大平台の横へ。
残念!同時入線とはなりませんでした。
そして、昔はあったあじさいはすっかりなくなってしまい、寂しい状態になってしまいました。最後は定番の踏切で強羅へあがるモハ1形を狙います。
轟音をたててあがっていきました。今日の撮影はここで終わり。
次はあじさいシーズン。また箱根をとことん攻めていきたいと思います。
ご一緒した方、おつかれさまでした。