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旅行記・ブログ
2019-10-6
川根路をいく #3
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川根路をいく #2
湾岸をおさんぽ #1
#2からの続きです。


大崩海岸から離れ、藤枝バイパスを利用して金谷へ。そしてそのまま大井川鐵道沿いを北上したどり着いたのは笹間渡。
ちょうど列車が来る時間だったので車をとめて撮影。



いきなり!元南海の車がやってきてくれました。シブい・・・とってもいい!
大井川鐵道には計2本が在籍して元気に走っています。こういう形で南海の車両を初めて撮ることになるとは・・・
今度は笹間渡駅の先へいき、「笹間渡水力発電所跡」へ向かいます。


その途中でまた線路と交差。今度は元近鉄の車です。なんだか関西に来たような気分。


電車を撮ったのはいいのですが笹間渡水力発電所跡への道はまったくわからず、また道らしき道も存在せず。
これ以上の進行はできないと考えて元の場所へ引き返し。どうやらここへは笹間渡駅のあたりから大井川を横断しながら行くのが一番ベストのようですね・・・
大井川の反対の道へと行きそこで笹間渡水力発電所跡を上から撮影。

叢に覆われているその様は神秘を感じます。次回静岡へ行くときには必ず・・・と誓って笹間渡を離れ前日にも訪れた接岨峡温泉へ。
ここでレンタカーをいったん降りて、井川線に乗車します。


予想以上に小さい。車内ではすこし屈むくらいでないと動くこともできません。
小さな車体を左右にゆらし、大井川に沿って進んでいくこと10分。尾盛駅に到着です。

尾盛駅は大井川鐵道井川線の駅で、いわゆる”秘境駅”の一つとして数えられています。そのレベルは他の秘境駅を寄せ付けません。
周囲には車道はおろか、歩道も存在せず、鳥のさえずりしか聞こえてきません。建造物も簡単なプレハブ小屋と駅の回りに点在する廃墟を除いて一切ありません。この駅には列車でしかたどり着くことのできない、本物の”秘境駅”です。

列車を降りるときに車掌に「気をつけてくださいね」と。下車したのは自分と同行者の2人。
駅を降りて、点在する廃墟へと足を進めます。

かまど。ここはかつてダム建設で作業員が住んでいた寮だったとのこと。

浴場・・・ですかね?そういう所でよく見るようなタイルでした。

なんでしょうかねこれは・・・?

散乱する食器。ここにかつて人の営みがあったことを克明に伝えています。

完全に自然と同化した家屋。


キノコ。鮮やかな見た目をしていますが毒性が結構強いとのこと。

井川行がきました。後追いも撮影。




駅の上の方なども探索しましたが特にこれといったモノはなかったので待合室で千頭行の列車を待ちます。

列車が入ってきました。1時間半、日本屈指の秘境駅を楽しみました。
接岨峡温泉に戻り車で乗ってきた列車を追いかけます。スピードは遅いので次の駅で追い抜き長島ダム駅では列車より25分も早く到着。



この2枚はどちらも同じ場所で撮影しています。しかし列車の高さはまるっきり違います。 この区間は90‰(1000m進むごとに90m登る)というとてつもない急勾配で、特殊な方法で列車を動かしています。
ダムの水の色がエメラルドでとても美しいです。しかしなんでこんな色になるんだろう・・・?

この後はふたたび井川方面へ戻ります。
最後は#1でも訪れた、井川線の廃線跡で同行者を撮影。

佇む感じがとても気に入っています。 このときは撮影者の自分は女装をしていませんでしたがそろそろ彼といっしょに女装しようかな?とか考えていたりしますw


長かった井川の旅もいよいよ終盤。井川からふたたび新東名の新清水インターを目指し山へ。
しかし想像以上の霧に阻まれなかなか車を思うように運転できません。やっとの思いで峠のサミットに。


霧でのシルエット、やっぱ神秘的でいいですよね。しかし運転する側にはたまったモノじゃありません。
ガードレールの折れた1車線もない道を霧の中運転するのは恐怖でした。


かなりこの区間で疲労がたまってしまったのか、帰りは東名で眠気がMAX。足柄PAに緊急入庫し仮眠。横浜町田から川崎港をまわってゴールの目黒へなんとか帰還しました・・・


川根路をいく は以上で終了です。 お読みいただきありがとうございました。
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