#1からの続きです。
武蔵白石から2つ隣、浅野へとやってきた。
浅野は扇町へと向かう鶴見線本線と、海芝浦へ向かう海芝浦支線の分岐駅。
構造が特殊で、駅の奥ではなく手前で分岐している。そのため、ホームも本線と海芝浦支線ではまったく別のホームだ。
なんだかほっこりする景色。 ほんとうは先頭部分と絡めたかったがこれはこれでよし。
ちなみにこの親子がいる場所から本線の1,2番線にはつながっておらず、海芝浦から来る4番線にしか行けない。
鶴見線の205とS氏を絡めてパチリ。日常の景色と非日常の衣装っていい対比になるなって思う。
線路はすっかり夏草に埋もれていた。本数がとても少ないからなのだろうが、すごいディストピア。一種の美だ。
都市に存在するこのような駅、以外と盲点。 同じような駅でも田舎にあるのとでは違う。都市にあるからこそのこの雰囲気、やっぱり来た人を虜にさせる力がある。
さらに2つ隣の駅へ移動。 鶴見の次の駅、国道である。
一度は味わってみたかったこの雰囲気、昔から何も変わってないそう。 装飾のない柱、薄暗い照明が自分を生まれる遙か前の時代へ引き戻す。
アーティスト写真みたいなのが撮れた。 高架下の落書きの雰囲気も好きだ。
時刻表をバックに。 この区間は鶴見線の全系統が乗り入れるので本数も結構多い。誤乗防止のためか、系統ごとに塗り分けがされている。
写真には撮れてなかったが、駅前の柱にはかつて戦争の頃に米軍の機銃掃射を受けた跡がはっきりと残されていた。こういうものを見ると、戦争というものが身近なモノだったんだと感じる。
お昼時。昼ご飯はせっかくなので中華街へ。
2人とも女装、しかも自分はまだ女装をしての外出は2回目。いきなり人混みを歩くという試練だ。
恐ろしい。通行人の目線は容赦ない。まあ当然っちゃ当然だが。
今回は、中華街の市場通りにある「青海星」というお店へ。ここでも写真を撮り忘れるという失態を犯してしまった。
美味しく、またランチは900円という価格ながら非常にボリューミーだった。 足りないかも知れないと思って焼きニラと小籠包を注文していたが、定食だけでお腹いっぱい。食べ過ぎてスカートに腹が食い込んでいく(笑)
海外感やばい。色温度をさげてみたらめっちゃサマになった。
帰りはS氏のアドバイスに従って堂々と歩いた。 一度試練を乗り越えたからなのか、もう恐ろしいという気持ちはなくなっていた。
「湾岸をおさんぽ」おわり。ご覧くださいましてありがとうございました。