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2020-11-2
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薔薇咲く下町を歩く
未知の秋を訪ねて #2
また旅に出ておりました(何度目だよ)
ここ最近旅のペースがあがってきているなと実感・・・。 金が飛んでいくw


今回の旅先は長野と岐阜。
元々は長野のみの計画だっだが地図を見ていたら松本と高山が100㎞くらいしか離れていないとわかりノリで岐阜まで行くことになった。


11月2日朝。 前日の夜から一般道をひた走りたどり着いたのは東京からおよそ400㎞離れた飛騨小坂。
今回の旅行は非鉄旅行だが、同行者がダウンしたので高山本線を撮影することに。


紅葉も見ごろ! 天気が雨で回りの山々が霞んでしまうのが残念・・・。
高山本線の普通列車はこの区間では写真のキハ25形しか来ないが、実物を見るとほんと313系にそっくりだなってなる。
まあ313の顔面からおでこのライトを消しただけなのでそっくりなのも当然なんだが。w


交換してきた下り高山行。 かつてこの区間は紀勢本線と並んでJR東海のキハ40形が走っていた区間だが5年くらい前に武豊線電化で余剰になったキハ25によって置き換えられてしまった。個人的にはキハ75形の方が好きなのだが、下呂までの運用のため残念ながらこっちまでは来ない。


今回の高山本線撮り鉄の主目的、キハ85! かっこいい!
こちらも後継車であるHC85系によって数年以内に置き換わることが決定している。

場所を移動して後続のひだも。 貫通型先頭車と非貫通型先頭車を連結させた変態連結が日常茶飯事である。


荒々しい岩の上をいくひだ。

普通列車もすこし画角を変えて撮影。
雨がだんだん激しくなってきた。関東から傘をもってくるのを忘れてしまったので濡れながら撮影する羽目に・・・

高山本線のこの区間は鉄橋トンネル鉄橋の配置になっているが、川を渡るわけではなく岩場にへばりつく様な線形をとっている。

いつ見ても長編成の特急列車はかっこいい。 この列車はなんと10両。変態連結もやりまくりでとても面白い形態であった。
飛騨小坂を後にし、高山へ。
なんだかんだ3時間ほど撮り鉄してしまった。 同行者もようやく復帰。
高山にたどり着いた時にはもうすでに11時を回っていたので昼飯。市街地を走っていると「飛騨牛ランチ」の文字が。しかも3桁円。
即決で店に入った。 このお店は高山市内にある「丸明 飛騨高山店」。 

食べた瞬間「やわらかっ!」
え、こんなに牛肉って柔らかかったの?となる。 舌の上でとろけるような感触。
牛肉自体は結構食べてはいるがこんな感触を味わうのは初めてだ。いや、めっちゃおいしい。しかもこれが1000円いかないってのがすごい。

すこし高山の中心部を散策しようとしたが平日にも関わらずかなり混んでいたので諦め。
高山から少し離れているが、世界遺産である「白川郷」に行くことに。


村営駐車場に車を止めて横にある民家園へ。 


これが合掌造りか・・・
社会科の教科書で見たあの特徴的な屋根が目の前にある。なんか不思議な感覚だった。
ここの特徴は展示されている合掌造りの中を見学できるという点。

入ってみるとやはりこの時代ならではの雰囲気。 素朴。

続いて2階。 合掌造り集落では冬の期間中養蚕が行われる。2階をまるごと使っているとは・・・
養蚕用の包丁を持ってみたりしたが、とても重い。

これも教科書でよく見た機械。ここで初めて絹糸がとれる。
糸巻には本物の絹糸がついてみたので触ってみるととても肌触りがいい。 絹製品が高いのも納得がいく。 2階から屋根裏につながる急な階段を登る。

すごい、屋根が高い! 中から見てみるとそのスケールにびっくりする。


仏壇。 この民家園にあった住居のすべてに設置されていた。

居間にあった籠。 ここに赤ん坊を入れていたらしい。 入っていた赤ん坊の人形がかわいかった。


外へ出てみる。 相変わらずの雨で、紅葉の山には霧がかかっていた。


茅葺き屋根からたくさんの水が滴り落ちてくる。 

こちらは茅葺き屋根の神社。

別の家の玄関に置いてあったのこぎり。 ギザギザの歯がのこぎりごとによって異なっていた。
木の種類によって使うのこぎりを分けていたのだろうか?
巨大なのこぎりがあちらこちらにおいてありなかなか物騒だった(笑)

熊の剝製! しかも本物である。
仕留めた後中の内臓や肉をすべて取り出し、代わりのものを詰め防腐処理を行って作られる。
かなりのクオリティだ。

再び外へ。一部の場所は苔が生え緑っぽい屋根になっていた。


秋の花、コスモスと合掌造り。

最後は休憩所の暖炉の火であったまる。 このような火には人間の心を落ち着かせる効果があるらしい。
寒かった体にちょうどよく効く。
しかしTwitterを開いたらちょうど1年前にいった「さわやか」が燃えているというツイートを見てしまい複雑な気持ちになってしまった・・・


さて、気が付いたら17時。なんと民家園に2時間半も滞在してしまった。
展示量も多かったしすごい充実していた。 見学時間目安20~30分って書いてあったけど嘘だッ!!!!(ひぐらしの聖地なのでそれっぽく)
この民家園の建物はかつて廃村となり荒れ果てた合掌造りを移築、復元したもの。 それらの歴史について伝えるコーナーもあり非常に勉強になった。
メイン部分からもすこし外れており人も少ないので気軽に見学できる。 ぜひ体験していただきたい。 もうちょっと白川郷を探索したかったが暗くなり旅館のチェックイン時刻も迫っていたので軽く車で回ることに。

白川郷のメインストリート。 このあたりは「ひぐらしのなく頃に」というアニメの聖地であり、方々にモデルとなった風景が広がっていた。


はさかけと合掌造り。 まるで数十年前の世界を見ているような気分である。


飛騨トンネルを駆け抜け高山へ戻りそのまま本日の宿泊地。平湯温泉へと駆け上がる。
なんとかチェックインの時刻数分前に到着。この日の走行距離は575km、部屋に入り荷物を置いたら、夕飯!


ひゃ~~~!!! これはすごい。
飛騨牛のすきやきをはじめ様々な山の幸。海の幸が目の前に。 箸が止まらん!
汁一つ残らず完食した。 
そのまま温泉! 雨が降っていたがやっぱり露天風呂は最高。 1時間長風呂してしまった。


次回へ続きます。
次回は紅葉真っ盛りの諏訪へ。 乞うご期待。
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