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2021-1-31
富山静養の旅 #4-2 フィナーレ
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富山静養の旅 #4-1 飛騨編2
早春の嵐・房総
前回からの続きです。


雪の飛騨路、白川郷、そして飛騨牛と岐阜県を満喫し、再び富山県へと帰還した奏坂写真部一行。
時間はすでに15時を回り、刻一刻と旅の終わりが近づいているのを実感する。


まず向かったのは越中舟橋にある常願寺川橋梁。
2日間撮影した立山線はここで常願寺川の右岸から左岸へ移り、多くのVを量産した千垣橋梁でふたたび右岸へと戻る。
地鉄の中でも一番有名な撮影地だ。


晴れてはいたものの、奥にそびえる立山連峰は雲の中。
今回の旅行で立山のてっぺんを見ることはついに叶わなかった。


空にはまるで夏のような雲がたくさん。
地面には真っ白な雪が積もっているのに、ミスマッチ。


少し場所を移動すると"とまれみよ"を発見。
冬の時期には通行止めになる第四種踏切と元東急車を絡めて。

陽が傾き始め、地面に積もった雪が照らされる。
それにしても東急車率が高い。 2日目・3日目の撮影でも異様に巡り会った。
首都圏にいた頃と変わらぬモーター音をたてて駆けていった。


最後は越中婦坂で立山連峰バックにひだを撮ろうとしていたが、天気がコロコロ変わりかつ立山連峰もあまりよく見えないのでもう一度常願寺川橋梁へ戻る。

撮影地についた途端、太陽は沈んでしまった。つくづく運がない。
しかし燃えるような空を背景に列車がやってきたときにはとにかくシャッターを切った。

引きでも1発。
今回の旅行で全然会えなかった京阪車。
オリジナル車である14760形と比較するとだいぶ車齢も長く、休車になった編成もあるというから今後が心配である・・・


その後交換してきたのは前日に本宮で撮影した元西武車。
カッコいい。


こちらも前日に千垣橋梁で撮影したかぼちゃ塗装の14760形。
陽が沈んでから時間が経ち、空の色もだんだん薄暗くなっていった。


もう次の交換列車では露出が足りなくなってしまった。
最後の最後、燃えるような空をバックに撮影できて感無量だった。


さて、そのまま富山駅にレンタカーを返そうとしたが、今回やっていないことを思い出した。
それは「夜の駅でのバルブ・スナップ」である。
1日目の夜はレポートに追われてできず、2日目の夜は路面電車を撮影したためできず、3日目の夜はそもそも富山にいなかったのでできていなかった。
向かったのは寺田駅。
宇奈月温泉へ向かう本線と、立山へ向かう立山線が分岐するターミナルである。

この駅の魅力はなんといってもこの渋さ。
地鉄の駅はこのような古く歴史を感じさせる駅舎が多い。


エモすぎる。
レッドアローの武骨な車体とのハーモニーがたまらない。


このような素朴な駅は小さい駅が多いが、この寺田は3面4線。
様々な構図を求めて駅を走り回った。


交換列車がくるまで一休み。

この駅、どこを切り取っても「エモい」。


水たまりを見つけたのでギリギリまで屈んで撮影する。

交換を終えた列車はヘッドライトを灯らせて闇夜へと消えていく。
30分というわずかな滞在時間にこれだけの素晴らしい要素を獲得し、これにて富山静養の旅の写真撮影は全て終了。
あとは帰るだけだ。




最後は静養旅行らしく(?)御飲酒で〆。
4日間の思い出を語らいながら飲む酒はとっても美味しい。


そして富山から北陸新幹線で一気に帰京。
疲れも大きかったのか、車内で思いっきり寝てしまった。


そして気づけば、もう上野だった。
雪のない世界を見て、「帰ってきたんだな」と実感し家路についた。


「富山静養の旅」は、以上です。
7編にも渡る長大旅行記をご覧いただきましてありがとうございました。
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