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2021-2-16
早春の嵐・房総
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富山静養の旅 #4-2 フィナーレ
伊豆の踊子、最終公演 #1
2月に入り、気温も徐々に上がってきた頃。
房総では早くも河津桜が咲き出した。
河津桜は、一般的なサクラであるソメイヨシノに比べて1,2ヶ月ほど早く咲き、濃いピンクの花びらをつける。

一方、内房線はこの年のダイヤ改正から経営の合理化の一環として「ワンマン運転」が導入されることになり、新車である「E131系」が既に試運転を始めていた。
つまり、現在の内房線のヌシである209系は一部を除き姿を消すことになる。
というわけで、今回はその209系と早春を求める旅行記です。


いつものように川崎でレンタカーを借り、アクアラインを飛ばして一気に内房線を目指す。
まず最初に訪れたのは上総湊~竹岡の俯瞰。


山を何度も転びそうになりながら登っていくと、突如視界が開け青い東京湾が眼下に広がる。


その後にやってきたのは8両編成!
やっぱり長編成の列車はかっこいい。この日は空気がある程度澄んでおり、対岸である横浜の街もはっきりと見えた。


場所を変更して撮影。背後にうっすらながら、富士山が見えた。

ここから一気に内房線の末端である和田浦まで移動する。


再び小高い山を登ると、こんどは太平洋が姿を見せた。
この区間は一部の代走を除いてすべての列車がE131系に統一される区間。
既に2回目の世代交代が迫っている。


折り返しの列車は菜の花を中心に。
青い海と黄色い菜の花のコントラストがいい。現在走っている209系やE131系の帯にも通じる組み合わせだ。

山を下りて飯を食い、来た道を戻って保田へと向かう。


保田駅に進入する209系、そして河津桜。

裏に回り込んでケツ打ちもやる。
交換なのですぐに下り列車がやってくる。



圧縮と引きで1発ずつ!
その次は菜の花と海を狙いに鋸山の下へ。



キラキラ光る海と菜の花、そしてワンポイントで河津桜。
写真では分かりづらいが、午後になってから風が強く吹き出し波立つようになってきた。

そして車を進め、ふたたび上総湊~竹岡の海が見えるポイントへ。

いくら菜の花や河津桜が咲いているとはいえ、季節はまだ冬。
枯れ草が荒涼感を出す。

この列車が行った後、内房線は強風のためストップ。
撮影地と海の間には何も遮る物がなく暴風が休む間もなく吹き付けてくる。
斜面の撮影地では立っているのが精一杯であった。


それでも1時間以上耐え続けたのはコイツがあったから。
我々は知らずに行っていたのだが、なんとこの日は「館山工臨」の運転日。
しかも、こちらも業務効率化の一環で置き換えることが決まっておりこの日が最後の運転だった。

館山工臨が過ぎ去ると撮影地にいたたくさんの同業者は撤収したが、我々は209系目的で来ていたので普通列車がくるのを待つ。

富士山のシルエットも雲に隠れることなくちゃんと押さえることができた。
この列車も1時間以上遅れ、止まるようなスピードでゆっくり走って行った。


これで今回の撮影は終わり。
再びアクアラインで川崎へ戻るのだが、強烈な横風で何度もハンドルが取られそうになった。
風速、17m/s。 あともう少し強かったらアクアラインが通行止めになるレベルの強風だ。
川崎へ戻ると、房総での暴風は何だったのかと思うくらい静穏。
波がたって絵になるので風が吹くのもいいが、程ほどにしてほしいと思った。


ご覧くださいましてありがとうございました。
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