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2021-2-21
伊豆の踊子、最終公演 #2
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伊豆の踊子、最終公演 #1
小湊里山博士 #1
咲き出す梅、春の兆し
前回からの続きです。


前日御飲酒をして寝て、目が覚めたら5時。
外の空を見ると、雲一つない晴れ。 勝利を確信し、起床しない奏坂写真部一行をホテルの部屋に残して出撃する。



伊豆熱川から電車に乗りまず向かったのは前日も海と絡めて撮影した、片瀬白田。


まだ陽が昇る前、薄明の中波の音と電車のモーター音だけが響く。

引きでも1発。

だんだん東の空が明るくなり太陽が顔を出した。
今度は場所を移動し国道上から見下ろす構図で撮影する。




これがやりたかった。
朝陽に照らされ金色に光る海。神秘的な一瞬である。
日中の青い海や、薄明の頃の海も好きだが、このシチュエーションにはかなわない。
この景色を独り占め、素晴らしかった。

ふたたび海岸沿いへ戻り、波が立つ瞬間を狙う。

30枚以上シャッターを切ったが波とのタイミングがあったのはこの1枚だけ。

今度は片瀬白田駅へ戻り、河津桜と絡めて。

伊豆急下田行き。 先頭車は中間車からの改造車で造形などを似せているものの、急行灯がないなどちょっと物足りない。


後追いでも1枚。


しばらくしてやってきた上りの熱海行きは東急時代を彷彿とさせる無塗装。
今回の旅行では初めての遭遇。


この列車を撮影後、部屋で寝ていた奏坂写真部一行が目覚め、朝のバイキングにいくということで片瀬白田から伊豆熱川まで海岸線を走って戻った。
チェックアウトまで済ませ、ふたたび河津へと向かう。


日曜の河津は前日よりもさらに人でごった返しており、なんとか立ち位置を確保できた定番はすでに満員御礼。
「引退」の2文字は撮り鉄が本気になるサインなのだろうか。


普通列車も撮影。





河原でどう撮影しようか模索していたところ、ピクニックの方々を発見。


185系とも絡めて。


交換相手も185系だった。
河原にいた一般人も185系が来るとスマホのカメラを向けて撮影していた。


185系も古参だが、普通列車で使用されている8000系もかなりの古参だ。
現代のステンレス車では見られないコルゲートの車体が萌えポイント。


地味に初撮影、E257系。
登場したときは改造で眠たげになったヘッドライトがダサいなあと思っていたが、実際に見てみると意外としっくり来るものだ。


再び185系。
定番ポイントで定番以外の構図を探すのもまた楽しい。

だいぶ河津で撮影をしたので、片瀬白田駅へまた移動する。




漁村の風景に桜を添えて。

もう少し片瀬白田で開拓をしようと思ったのだが、うまくいかなかったのでまた河津へと戻る。




定番で1発。




桜の穴からぶち抜いて。
7両+5両の連結面もやっと押さえられた。




定番の撮影地が逆光の時間となりやっと構図の制約がなくなった。
咲き乱れる河津桜と菜の花で囲う構図、夕方の光線に照らされて神格化。


あれ・・・185系は?

やらかしました。 
うっかり太陽の位置を見誤り、185系の顔面を爆発させてしまい没カットになってしまった。
思えば今回の遠征、185系が目的なのに185系でミスりまくっている気がする・・・



最後の一枚。
これにて旅は終了。 そして帰りは踊り子に乗ることに。



この乗車中でのイベントが、伊東駅での伊豆急からJR東日本への乗務員交代。
ブレーキハンドルを渡して交代している最中、後ろではシャッター音が響き時折フラッシュが焚かれるなどまるで記者会見場のよう。
そのまま終点の東京まで乗車。結果的にこれが自分にとって最後の185系への乗車となった。 
MT54のほどよいモーター音、開く窓から入ってくる潮風、途切れ途切れのオルゴール、全てが思い出になる前に味わうことができて感無量、最高のひとときだった。


ご覧いただきましてありがとうございました。
次回からは「小湊里山博士」シリーズを連載する予定です。 乞うご期待。
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