前回の続きです
前日、三宮で焼肉丼を食べてから知り合いの家でぷっつりくたばった自分。
帰るまでの間に翌日どこに行くか話をして、決まったのは山陰本線の鎧。天気も良いし、海もきれいだしヨンマル撮りたいし。
GPVをみたら兵庫北部は真っ黒なので期待が膨らむ…
ただ、4時には出庫しないと間に合わないので不安だったが…
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起きたらとても4時とは思えないくらい明るい空。部屋にさんさんと太陽の光が入ってくる…
あわててスマホの時計をみたら「7:40」 久しぶりの起床事故を起こしてしまったのであった。チャンチャン
鎧の順光になる時間帯は朝なので、もう今から行っても昼になってしまうので泣く泣くパス。
というわけで、神戸から近く沼もとても深いといわれている神戸電鉄を撮ることに。
昨日と同じようにふたたび神戸市内から山を駆け上がりむかったのは有馬口駅。有馬温泉へ向かう有馬線と三田へ向かう三田線が分かれる分岐点。
1発目は有馬口~有馬温泉で。
結構神戸電鉄はいろんな車両が日替わりで運用を回しているっぽいのでなにが来るかな…
1発目から1000形!
おおおおお!!!!!俺の求めていた神戸電鉄はコレだ!!!!!
フォルム渋すぎでしょ、かっこよすぎる。 新緑がいい感じで映えるね。
この時間帯は有馬口~有馬温泉の一区間だけを延々と単振動しているので撮りやすい。
逆光で透き通った新緑が老兵を彩る。
そのまま有馬口駅へ戻り、何か取れない場所がないか探したがなかったので手軽に面縦。
そしてなんと面縦側は盛大にピントを外すという惨事。後追いだけ。
左が有馬線で、右が三田からの三田線。同時入線してくることあるのね…
そしてやっぱ1000形よ。このTHE昭和の電車の顔って感じのしぶ~い顔に前パン、しかもでっかい菱パンで最高に萌え。
唯一残念なのがLEDライト… 最近どこの私鉄もハロゲンライトからの換装を進めていて環境や電力対策というのはわかるんだけど…
絶望的に似合わない。(LEDにするにしてももうちょっと電球っぽさを残してほしかった)
Twitterで神戸電鉄でエゴサしていたら偶然、三田方面から新開地へ向かう準急に1000が入っているという情報を得たので撮影。
今度は新緑が輝いて雰囲気が最高に良き!
ちなみにさっき有馬線で撮った1000形は2ドアの車両だが、こっちは3ドアの車両だった。
まずドア数が違うやつが混在しているだけで結構沼だと個人的には思うのだが… これはあくまで沼の始まりに過ぎないらしい(?)
そのまま五社駅付近で八重桜をみつけたのでここで絡めてみることに。やってきたのは3000形。
「ウルトラマン」の愛称があってこっちはこっちでシブい。
もう一度五社~有馬口で。2回目のウルトラマン、ステンレスの雰囲気とそこに赤いアクセントの印象が強くて、ただの横帯を巻いたステンレス電車に比べてよく映える。
そしてこう見ると結構勾配がはっきりとわかるくらいついている。五社から有馬口は新開地方面に向かって上り勾配で、一駅1.4㎞の間におよそ40mも標高を稼ぐ。
平均勾配は28‰。地下や高架線へのアプローチとしてそのくらいの勾配を持つ路線はそこそこあると思うが、これが常に続く通勤鉄道もなかなかないのでは…
三田線側はしばらく3000や1000がこないということなので、もう一度有馬線へ戻って撮影。
朝は光線の関係で面トップだったが、この時間になると面にも光が回らんくなったのでちょうどバランスが良く。
マジで車両・ロケーション・天候がばっちり合って最高。雰囲気は完全に通勤電車というよりかは登山電車である。
地元の箱根登山線の箱根湯本~小田原みたいな感覚。それでも、右奥にちょこっと見える高架橋は阪神高速7号北神戸線のもの。
山の中に、都市高速がある不思議さ。首都圏の都市高速である首都高はそもそも山どころか丘っぽい区間さえほとんどない(せいぜい横浜の三ツ沢とか)
思えば関東は結構都心から離れて郊外を超えないと山がないけれど、関西は神戸だったら六甲だったり、大阪だったら生駒とか箕面だったりと山と都市の距離感が近いんだなと感じた。
ここで、さすがに昨日からの疲労と、この日もA面での撮影だったためか頭痛を発症。
薬局を求めて五社の一つとなりの主要駅、岡場へ。
ストリートビューの画像だが、でかい。 山の上にこんな都市広がってるのすごいな~と。なかなか山の上まで都市開発が進んでいる都市もなかなかないのでは…
無事にこの中にあったマツキヨで頭痛薬を買ってしばらく安静に。数十分でしんどい痛みはなくなったのでふたたび撮影再開。
さきほどの五社の八重桜。今度は全体に日が当たっていた。 そしてもう一度有馬口~有馬温泉の撮影地で。
こういうフレームっぽく撮るの好き。1発目は不運にも交差点で信号待ちする車にかぶられてしまったので、2発目で。
そのまま鈴蘭台に向かっているさなかに大きな藤の木をみつけたので1発。 幸運にも3000形がやってきた。
ちょうど藤の花が成っていた時期だったからか、すごい雰囲気がよかった(面トップだったけど)
さらに今度は山の街駅付近も沿線風景がよかったので立ち寄り。
よくある線路際!って感じがするけど線路の勾配ががっつり!
街の中でも常に勾配があるな、って感じ。むしろ神戸電鉄の沿線で勾配のないところを探せ!って方が無理あるのかもしれない。
山の上までびっしり家が建っているの、関東だとやっぱ横浜の丘陵地帯と似ているなあ~と。
鈴蘭台駅を過ぎてしばらく走っていくとゲートが。そこから先は徒歩でしか入れない。
20分ほど歩く。山の中をカーブを多用して走っているのはなんだか渋沢~新松田みを感じる(なんでもかんでも渋沢~新松田にしている気がする)
1発目は、先ほど藤の花と絡めたときの3000形。新開地から戻ってきた。
神鉄ではたぶん一番オーソドックスな5000形だが、やっぱ塗装車体だったり顔が平成初期っぽかったりというのもあって個人的には結構好きだったり。
この形式もご多分に漏れずLEDに換装されているが、四角いライトケースだと違和感も感じない。
そして新開地から1000がやってきた。突然曇りだして直前までマンダーラという非常に危険な状態だったが、通過時にはなんとか晴れた。
たぶんこれでマンダーラされたらここで絶叫してただろうな…(?)
線路はここからトンネルで山を越えていまは廃駅となった菊水山駅を経由し、神戸の街へとおりていく。
山影がだいぶシビアになってきたので退散。最後の撮影地へと向かう。
最後に選んだのは、鵯越の俯瞰撮影地。
個人的に、ここぞ神戸って感じの風景。神鉄の始点である新開地は奥の高層ビルやタワーマンションが建っているところ。
地下駅である新開地、海抜0mである湊川から山を越えて標高278mの鈴蘭台まで一気にあがっていく。しかもたくさん通勤客を乗せて走っている、通勤電車なのが最高に良い。
海を背に、今日も古豪が山を越えていく。素晴らしい景色だ…
最後は、ちょっとずつ暗くなってきて街の明かりが分かるくらいのところで新開地へ向かう1000形を!
かっこいい~~~!!! かなり露出ギリギリで、なるべく背景を流さずになんとか撮ることができた。
というわけで、神鉄の撮影は終了。山を下りてはやめの夕食…
今回も知り合いのおススメで、神戸の元町にある「三七十家」でいただき。みんな大好き家系。
ここの特徴は「アゴ塩ラーメン」なるものがあるところ。家系といえば豚骨醤油なのがデフォなのだが、これはアゴ塩と天然塩をブレンドした塩ラーメンになっている。
普通のラーメンもあったが、せっかくなのでこれを注文。めちゃくちゃ魚介!って感じでもなくさりげなく魚介の味がする感じがアレンジとしてとても良い。
とても美味しかったので完飲してしまった。
知り合いと解散し、いよいよ片道Goの返却地点である新大阪駅へ向かう。
阪神高速湾岸線の夜景を楽しみながら一路、大阪へ。 一方通行で5車線もある環状線や、ほぼ高速道路みたいな御堂筋を走って到着。
羽田空港から48時間共にしたヤリスともお別れ。ちゃんと事故無く大阪まで送り届けることができました…
そこからはダラでいよいよ帰路へ… 米原までを新快速で爆走し、乗り換え。
313見るととたんに帰ってきた気持ちになる。地元の御殿場線も313だからね。
それだけ313の運用範囲が超広域なのがわかる。 ほんとに形も色も全部同じだからなあ…
さて、どんなにがんばってもダラでは関東まで帰れないので豊橋でおしまい。
次の日は平日だが、テレワークの特権を活かして豊橋で朝練といきます。次回に続く…