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2022-5-22
緑深まる渡良瀬へ 後編
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緑深まる渡良瀬へ 前編
needy toden overdose つつじの章
前回からの続きです。

神戸駅にあるレストラン清流の中からパシャパシャ撮影。



ご飯を食べながら列車を見る・・・





神戸駅ではトロッコ列車が到着すると昔ながらの駅弁の立ち売りが行われる。
ここで提供されるのは「やまと豚弁当」というこれまたとてもおいしい駅弁。 大人は美味しい駅弁にさらにビールを追加して優勝・・・!



さきにご飯を食べ終えたので車外に出てかえで氏をパシャリ。



新緑の神戸駅に停車するわ89形。
地味に3灯ついていた。やっぱ3灯ついているとこの車両はかっこいい。



発車。 跨線橋にいる子供と、運転席横に立っている子供が手を振り合っててすごい良かった。





瑞々しい桃の新緑を横目に、列車は足尾へ向かって山を越えていく。
かえで氏もご飯を食べ終えたので、この列車と次の駅で交換する上り列車を撮影。



花桃の時にもやった構図で1枚。



わりと停車時間が短く一瞬で発車。

列車はしばらく来ないが、ポトレに向いていそうなエリアを発見したためかえで氏を撮る。



先ほどの「レストラン清流」の車両が止まっている線路。ちょっと廃線となった線路のようで雰囲気がいい。





ヒールだとレールの上でバランスを取るのは難しいねw

今度の列車は神戸~沢入の長いトンネルの神戸側坑口で撮影。



結構枝が目立ってしまったが、木漏れ日がまた良い感じ!
よく見ると、先ほどの子供がまた先頭部分に乗っていた。

いよいよ栃木県へ入り、去年9月にも訪れた場所で1枚。



藤の花がまだ咲いていた。
そして、やはりここでも新緑の時季を微妙に外した気がする。
すぐ30分後くらいをトロッコわっしー号が追っかけてきているので別の場所で構えるが・・・



ああああああ!!!!!
ついにやられてしまった。 マンダーラである。
部分補正というチート技まで使ったが、やはり違和感が拭えない。
晴れるなら晴れる、曇るなら曇るで統一してくれ。

さらに車を進め、いよいよ銅山の町として栄えた足尾に到着。



ちょっといままでと趣向を変えて、足尾の街並みと廃墟となった工場をいれて撮影。
列車の奥に見える廃墟は「通洞選鉱所」といい、銅山で採れた鉱石を選別し精錬所へ送る施設であった。
そして手前に見えるのが「通洞変電所」、こちらも武骨なコンクリート造の4階建てとまたシブい。
ちなみにこちらは廃墟ではなく現在も変電所としてバリバリ稼働している。



そして後追い。
こちらに写っている住宅群は「中才鉱山社宅」で、古河鉱業が足尾銅山で働く職員や鉱夫の住宅として作ったものである。
多くの住宅がうつっているが空き家がほとんどである。
足尾銅山近辺は、かつて稼働していたころは当時の県都でもある宇都宮に次ぐ人口を抱えていた時期もあったそうだ。それほど銅山などといった資源開発産業のパワーが強いことを実感し、同時に自分が生まれるより遙か昔、栄華を誇っていた足尾の風景を想像してしんみりとした気持ちになった。




今回の車。 かえで氏のボルボ。
2000年の車ってこともあってシブい。 運転させてもらったのだがとても楽しい車だった。

ふたたび原向駅付近へ。
トロッコわっしー号を撮影。



想像以上に車体がでかかった。



そして先ほどのマンダーラのリベンジ。 時間が遅かったこともあり川に光が当たらなかったのは誤算だったが、なんとか及第点にはのせられただろうと思う。

その後は足尾駅へ。 次の列車まで時間があくのでとあるものを見に来た。



キハ30! かつて高崎に所属し、現在のわたらせ渓谷鐵道の前身でもある足尾線を走った経験がある車両だ。



量産型ファッションとキハ30の組み合わせ、最高に時代錯誤って感じがして好き。









この素朴な感じ、そして夕方が近づいて暖かくなった光が入ってくる雰囲気が最高に良い。
こうやって保存されているのを見ると走らせて欲しいな~~っていつも考えてしまう。 まあキハ30を走らせた暁には沿線が撮り鉄でパニックになりそうだが。

足尾での撮影を終え、南下していく。 そしてその間でとんでもない景色を見てしまった。



花桃の時にも訪れた「通洞動力所」。
ついに解体されてしまった。 状態が比較的よかったコンクリートの方は解体の途中だったが、レンガ造の建物はすっかり跡形もなく・・・
廃墟はほんとうにいつ解体されてしまうかわからない。 そもそも廃墟はその建物としての役目を終え、解体を待つ間にだけ見られるもの。
自分はここに3回訪れて記録していたが、本当に行ってよかったと思える廃墟だった・・・。そして今回ここでかえで氏をポトレしようと思っていただけに、非常に無念である。

沢入駅でふたたびかえで氏をポトレする。



新緑がとても映える。かわいい。







そしてさらに日が傾くとなかなか神秘的(?)な1枚を撮れた。



ん~~~~最高。
列車の後追いも撮影。




今度は草木ダムにかかる橋へいき、そこから撮影。



水鏡を狙いたかったのだが、ダムのある場所から水が常に出てきておりそれのせいで波紋が広がってうまい具合に決まらなかった。残念。
地味に今日初めての普通列車での2両編成である。

最後は上神梅駅へ。 ブルートーンの駅でポトレをする。





朝の日の光がさんさんと降っていた時と雰囲気がガラリと変わる。





入線してきた間藤行を撮影。 薔薇と列車を都電以外でも撮ることができて満足。



列車はエンジン音を響かせて山の奥へと消えていった。


撮影はここまで。 夜ご飯は9ヶ月ぶりの・・・



らぁめん城ヶ崎! わ鉄の帰りには必ず寄っている、赤城地域の美味いラーメン屋である。



最高の1杯。 わ鉄の沿線を縦横無尽に駆け巡り疲れ果てた体に最高にしみた。 正直もう1杯行けるような気もしたが、さすがに太りすぎるのでやめた()

そのまま来た道を引き返し、東北道を走ってあっという間に帰京。
楽しい時間は一瞬。 久々の遠出は収穫もさることながら「遠出」という行為そのものが久しぶりでとっても楽しかった。
またどこかへ遠出したい、そう思いながら家へ帰った。

わ鉄の旅は以上です。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
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