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旅行記・ブログ
2020-12-18
雪と静寂の世界で
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湘南鉄物語 #2
魅惑の併用軌道
北信濃雪景色 #1
12月にはいって半月が過ぎ、いよいよ本格的な冬のシーズンとなった。
雪も本格的に降りだし、10月下旬に訪れた魚沼地域は災害級の大雪になるなど一変。
寒波が強く、もしかしたら北関東のいちばん上は雪が降るのではないか・・・そう睨んだ。


12月17日。ライブカメラを見て着雪を確信した自分は新栃木行の最終電車に揺られていた。
新栃木に前泊し、翌朝始発電車で一路奥日光へ。

新藤原は雪の世界だった。
下今市にはまったく雪がなかったのに、たったの16kmでこの変わりよう。
さらにそこから野岩線に入り川治温泉で下車。

乗ってきた列車を見送る。 そのまま銀世界へと吸い込まれていった。

駅を出ると除雪車が。
最初の撮影地は秋にも訪れた橋梁を横から狙う場所。
だんだん空が明るくなったところで静かに普通列車がやってきた。

いや、素晴らしい。
深夜に降った雪が木に積もり見事な状態になっている。

カメラを右に降ると川治湯元駅付近をフレームに入れることができる。 1本目にして思い浮かぶ画を撮影できたのは大きい。
この列車と交換する上り列車を、こちらも秋に訪れた小網ダムのダムサイトにて。

完璧・・・!
完全な無風とまではいかなかったが湖面に雪化粧した木々が綺麗に反射し、神秘的な世界を作り出していた。
川治温泉駅から川治ダムまで日光市のバスが出ていると言うことなので乗車。 雪道を走ること15分、川治ダムのダムサイトに到着。

今まで知らなかったのだが、ここ川治ダムからも川治湯元駅付近の風景が望める。
新緑や紅葉の時期にも訪れたい。


川治ダムのダムカードも手に入れた。
帰りのバスに乗り、次に向かったのは龍王峡。

晴れて木に着いていた雪が落ちてシャワーのような描写になった。






ちょうど6050が集中してやってくる時間帯だったのでいろいろ試行錯誤。
この場所で深緑・紅葉・雪景色の3パターンを揃えられたのはデカい!


駅に戻り電車を待っているとニャンコが数匹。
やってきた特急リバティにのって今度は湯西川温泉へ。
乗った特急は2020年ダイヤ改正でできた野岩線内速達列車で、いままでの男鹿高原だけでなく、川治温泉・中三依温泉を通過する。
正直止まっても通過してもあんま変わんない気がするが。
湯西川温泉に到着、昼ご飯をいただく。

今回食べたのはモツ煮定食。 寒い体がだいぶあたたまった。
食べてすこし暖まっているともう列車の時間になったので撮影へ。

五十里湖に反射した山々と合わさって水墨画の世界になっていた。



交換列車も撮影。この日は朝から晴れて午後になると山の雪も溶け出していたが日の当たらないこちら側は雪がいい感じに残っていた。
このあとはふたたび川治湯元へ戻る。 乗る列車と交換する列車を撮る。

すっかり野岩線の顔となったリバティ。 まだ増備を続けておりその勢力はどこまで拡大するのやら・・・

湯西川温泉駅はトンネルの中にある駅。ちょうどトンネルの中に入ってくるところを撮影。
川治湯元で下車。




秋に訪れたときにあったモミジが落葉し残った雪とのコラボが見れた。
白い雪に赤いモミジの葉がよく映える。

一方朝はあんなに真っ白だった山は何時間も日の光をあびてすっかり溶けてしまった。つらい。


駅前の空き地に生えてたススキと絡める。
この後下でも撮影したのだがまたピントを外してしまった。秋に続き失態。
ある程度撮影したので川治温泉に浸かろうということで日帰りで施設が充実している某リゾートへ。
ところが、入り口に到着すると「本日の日帰り温泉は実施していません」の文字が。
川治湯元からだいぶ歩いてこの仕打ち、酷である。泣きアニメ。


別の日帰り温泉施設へ向かおうとするとちょうど野岩線の橋梁が見えたので撮影。
手前の2つの建物、間違いなく廃墟だ。鬼怒川ほどではないが川治にもこのような物件が数多くある。



ちょうどその2つの物件の目の前を通ったのでパチリ。
時間がなくて入らなかったが面白そうな廃墟だ。

その後は川治温泉でゆっくりお風呂を楽しみ、ふたたび川治湯元駅へ戻り、そこからリバティで帰宅。
スペーシアに比べると特急料金もあがるが、全席コンセント付きはやっぱり正義。
うとうとしながら現像していたらいつのまにか北千住。あっという間に現実へと引き戻された。


素晴らしい雪景色だった。ただ、車ではなかったためだいぶ移動に制約がついてしまった。
もしまた野岩線でドカ雪になるとなったら車でいろいろな場所を巡りたいと思う。
今回はここまで。ご覧くださいましてありがとうございました。

夏と秋の撮影記もあるのでよかったらご覧ください。
深緑と6050(夏の撮影記)
琥珀の秋、紺碧の空(秋の撮影記)
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